冷たいものがしみる…それ、虫歯じゃないかも?

2025/07/09

知覚過敏・咬合性外傷・楔状欠損の関係とは?


「キーンとしみる=虫歯」ではないことも
夏になると冷たい飲み物やアイスを楽しむ機会が増えますよね。
でも「冷たいものが歯にしみる!」という症状…
必ずしも虫歯が原因とは限りません。
歯に異常があるサインであることは確かですが、実はいくつかの異なる原因があるのです。

原因①:知覚過敏(ちかくかびん)
最も多いのが「知覚過敏」です。
これは、歯の表面のエナメル質が削れたり、歯ぐきが下がることで象牙質が露出し、刺激に敏感になる状態です。
以下のような原因が重なって起こりやすくなります:
ゴシゴシ強すぎる歯磨き(ブラッシング圧)
歯ぎしり・食いしばり(咬合性外傷)
酸性の飲み物のとりすぎ
加齢による歯ぐきの下がり

原因②:咬合性外傷(こうごうせいがいしょう)
聞きなれない言葉かもしれませんが、
歯ぎしり・食いしばりなどで噛む力が強くかかりすぎて起こるダメージのことを「咬合性外傷」と言います。
知らないうちに、歯に負担が集中してしまうことで、
歯の根元に圧がかかり、象牙質が刺激に敏感になることもあります。

原因③:楔状欠損(くさびじょうけっそん)
これも見落とされがちな原因のひとつです。
歯と歯ぐきの境目(歯の根元部分)がV字型・くさび型に削れてしまう状態のことを「楔状欠損」と言います。
主な原因は:
長年の強すぎるブラッシング
噛みしめや歯ぎしりによる負担
歯並びや噛み合わせの偏り
削れた部分に刺激が伝わりやすく、知覚過敏を引き起こすのです。

じゃあ、どう見分ければいいの?
しみる=虫歯、と思いがちですが…
しみるけど、痛みが長引かない・しみる場所が限定的 → 知覚過敏や楔状欠損の可能性
しみるだけでなく、ズキズキ・熱でも痛い → 虫歯や神経の炎症の可能性
これだけで判断するのは難しいため、
正確に見極めるには歯科医院での診断が必要です。

対処法と治療の例
知覚過敏用の歯みがき粉でのケア
噛みしめ・歯ぎしりへのボトックスやマウスピース治療
ブラッシング圧の見直し
楔状欠損が深い場合は樹脂で補修
いずれの場合も、早めの診断と対処が大切です。

しみる症状がある方は、ぜひご相談ください
虫歯でないのに“痛み”が出ると、不安になりますよね。
「一度診てもらった方がいいかな?」と思ったら、ぜひお気軽にご相談ください。
当院では、症状の原因を丁寧に見極めたうえで、あなたに合ったケア方法をご提案いたします。
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渡辺 敏光

著者

渡辺 敏光

副院長 / 麻酔専門医

昭和大学卒業後、インプラント/歯周病専門クリニックで研修を修了。昭和大学歯科病院歯科麻酔科に入局し、全身麻酔、静脈内鎮静法、静脈麻酔、笑気吸入鎮静法などを実施。2012年よりマリコ歯科クリニックに勤務。日本歯科麻酔学会登録医、歯科恐怖症学会専門医の資格を有する。顕微鏡歯科学会、日本障害者歯科学会、日本歯周病学会にも所属。

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