銀歯とセラミックどっちがいい?奥歯・ジルコニア・費用を渋谷の歯科医師が徹底比較

2026/04/14

銀歯とセラミックで迷っている方へ。虫歯の再発リスク・審美性・金属アレルギー・費用相場を徹底比較し、渋谷・千駄ヶ谷のマリコ歯科クリニック副院長が奥歯・前歯それぞれに最適な選び方を解説します。ジルコニア・e-maxなどセラミックの種類や、銀歯から交換すべきタイミングも網羅。

虫歯の治療で銀歯とセラミック、どっちを選べばいいのかわからない、奥歯には銀歯で十分?それともセラミックにすべき?、費用が高いセラミックを選ぶ価値はあるの?

虫歯治療の際、多くの方が銀歯とセラミックの選択で悩まれます。保険適用で安価な銀歯と、自費診療で高額なセラミック。見た目だけでなく、虫歯の再発リスク・金属アレルギー・耐久性・費用など、考慮すべき要素は多岐にわたります。

この記事では、渋谷・千駄ヶ谷のマリコ歯科クリニック副院長・渡辺敏光(静脈内鎮静法・精密根管治療・セラミック治療担当)が、銀歯とセラミックの違いを8項目で徹底比較し、奥歯・前歯それぞれに最適な選び方を解説します。ジルコニア・e-max・ハイブリッドセラミックなどセラミックの種類ごとの特徴、費用相場、銀歯から交換すべきタイミングまで網羅していますので、ぜひ最後までお読みください。

当院では精密根管治療とセラミック治療を一貫して行うことで、歯の土台から被せ物まで精密に仕上げ、虫歯の再発リスクを最小限に抑える治療を提供しています。

銀歯とセラミックの違いを8項目で徹底比較

銀歯とセラミックは、素材・治療法・費用・耐久性など、さまざまな点で大きく異なります。まずは主要な8項目を比較表で確認しましょう。

比較項目銀歯セラミック
審美性(見た目)金属色で目立つ天然歯のような白さ・透明感
虫歯の再発リスク高い(隙間ができやすい)低い(精密に接着できる)
金属アレルギーリスクありなし(メタルフリー)
耐久性(寿命)10年生存率 約50%10年生存率 約90%
汚れのつきにくさプラークがつきやすいプラークがつきにくい
強度非常に高い素材により異なる
費用保険適用(数千円)自費診療(10〜15万円)
歯茎への影響黒ずみ(メタルタトゥー)のリスク影響なし

この比較表からわかるように、銀歯の最大のメリットは保険適用で費用が安いことですが、虫歯の再発リスク・審美性・金属アレルギー・歯茎への影響など、多くのデメリットが存在します。

一方、セラミックは費用が高額になるデメリットがありますが、虫歯の再発リスクが低く、審美性に優れ、金属アレルギーの心配がないなど、長期的な歯の健康を考えると優れた選択肢といえます。

銀歯のメリット・デメリット

銀歯のメリット(保険適用で費用が安い・強度が高い)

銀歯の最大のメリットは、保険診療として治療を受けられるため、患者さんの費用負担が少ない点です。3割負担の場合、銀歯のクラウン(被せ物)で約5,000円、インレー(詰め物)で約2,000円程度と、セラミックと比較して大幅に費用を抑えられます。

また、金属という素材の性質上、材料自体の強度が非常に高く、強い噛む力がかかる奥歯でも破損しにくいという利点があります。治療期間も比較的短く、型取りから装着まで数週間程度で完了することが一般的です。

銀歯のデメリット(虫歯の再発リスク・金属アレルギー・審美性)

銀歯には、費用面以外に多くのデメリットが存在します。

虫歯の再発リスクが高い

日本における虫歯治療の約3分の2は、過去に治療した銀歯のやり直しだといわれています。銀歯は保険診療の制約により、歯との間に隙間や段差ができやすく、そこから細菌が侵入して虫歯が再発するリスクが高いのです。

銀歯と歯の境目にわずかな段差や隙間があると、そこにプラーク(歯垢)がたまりやすくなり、歯ブラシやフロスでも完全に除去することが困難になります。この状態が続くと、銀歯の下で気づかないうちに虫歯が進行し、痛みが出たときにはすでに神経まで達しているケースも少なくありません。

また、銀歯の表面は天然歯よりもプラークが付着しやすい性質があります。研究によれば、金属表面には天然歯の約1.5倍のプラークが付着するとされており、清掃が不十分だと虫歯や歯周病のリスクがさらに高まります。

金属アレルギーのリスク

銀歯に使用される金銀パラジウム合金は、唾液に触れることで少しずつ金属イオンが溶け出し、体内に蓄積されます。これが原因で、ある日突然金属アレルギーを発症することがあります。

金属アレルギーの症状は口の中だけにとどまらず、手や足に湿疹が出たり、重症化すると掌蹠膿疱症(手のひらや足の裏に膿を持った発疹ができる病気)の原因となることも報告されています。

現在は症状がなくても、体内に蓄積された金属イオンが一定量を超えたときにアレルギー反応が起こる可能性があるため、将来的なリスクとして認識しておく必要があります。

審美性が低い・歯茎が黒ずむ

銀歯は金属色で目立ちやすく、奥歯であっても口を開けたときや笑ったときに人目が気になるという方も少なくありません。特に下の奥歯は意外と見えやすく、会話中や食事中に相手から見られていることがあります。

また、長年使用することで金属イオンが歯や歯茎に浸透し、歯茎が黒ずむメタルタトゥーと呼ばれる現象が起こることがあります。この黒ずみは一度定着すると消すことが難しく、審美的な問題となります。

歯よりも硬すぎる

銀歯は強度が高い反面、天然歯よりもはるかに硬いため、噛み合わせの力が強いと土台となっている歯が割れてしまうリスクがあります。歯ぎしりや食いしばりの習慣がある方の場合、銀歯自体は無事でも、その下の歯が破折してしまうケースがあります。

セラミックのメリット・デメリット

セラミックのメリット(審美性・再発リスク低減・金属アレルギーなし)

天然歯のような審美性

セラミックは天然歯に近い白さと透明感を再現でき、周囲の歯と調和した自然な見た目に仕上げられます。色調のグラデーション(歯の根元から先端にかけての微妙な色の変化)も表現できるため、人工物だと気づかれることはほとんどありません。

また、セラミックは経年劣化による変色がほとんどなく、長期間にわたって美しい白さを保つことができます。銀歯のように金属色が目立つこともなく、笑顔に自信を持てるようになります。

虫歯の再発リスクが低い

セラミックは自費診療であるため、歯の削り方・型取りの方法・歯科技工士の製作工程まで、すべてが保険診療とは異なります。精密に歯と接着できるため、歯と被せ物の間に隙間ができにくく、細菌の侵入を防ぎやすいのが大きなメリットです。

当院では顕微鏡(マイクロスコープ)を用いた拡大視野のもとで歯を削り、デジタルスキャナーやシリコン印象材で精密な型取りを行い、熟練した歯科技工士が一つひとつ丁寧に製作します。この結果、ミクロン単位で歯にぴったりとフィットするセラミックが完成し、虫歯の再発リスクを大幅に低減できます。

また、セラミックの表面は非常に滑らかで、天然歯よりもプラークが付着しにくい性質があります。研究によれば、セラミック表面へのプラーク付着量は金属の約5分の1とされており、日々のセルフケアがしやすく、虫歯や歯周病の予防にも効果的です。

金属アレルギーの心配がない

セラミックは陶材でできており、金属を一切使用しないメタルフリーの治療が可能です。そのため、金属アレルギーの方でも安心して使用でき、将来的にアレルギーを発症するリスクもありません。

すでに金属アレルギーの症状がある方が銀歯をセラミックに交換することで、症状が改善されるケースも報告されています。

歯茎が黒ずまない

セラミックは金属イオンが溶け出すことがないため、歯茎が黒ずむメタルタトゥーの心配がありません。歯と歯茎の境目も美しく保つことができ、審美的にも優れています。

セラミックのデメリット(費用が高い・欠ける可能性)

治療費が高額になる

セラミック治療の最大のデメリットは、自費診療であるため費用が高額になることです。歯科医院によって料金設定は異なりますが、一般的にセラミッククラウンで10〜15万円、セラミックインレーで5〜10万円程度が相場です。

保険診療の銀歯と比較すると10倍以上の費用差があるため、複数本の治療が必要な場合は経済的な負担が大きくなります。

ただし、セラミックの10年生存率は約90%と銀歯の約50%と比較して非常に高く、長期的に見れば再治療の回数が少なくなるため、結果的にコストパフォーマンスが高いという見方もできます。

強い衝撃で欠けたり割れたりする可能性がある

セラミックは陶材に近い性質を持つため、強い衝撃が加わると欠けたり割れたりする可能性があります。特に歯ぎしりや食いしばりの習慣がある方、硬いものをよく噛む方は注意が必要です。

ただし、近年では高強度のジルコニアセラミックなど、破損しにくい素材が開発されており、適切な素材選択と噛み合わせの調整、必要に応じてナイトガード(マウスピース)を使用することで、破損のリスクを大幅に低減できます。

歯を削る量が多い場合がある

セラミックは材料の強度を確保するために一定の厚みが必要なため、従来型のセラミック(e-maxなど)では銀歯よりも歯を多く削る必要がある場合があります。

ただし、高強度ジルコニアの登場により、薄く加工しても十分な強度を確保できるようになったため、歯の削除量は以前よりも少なくなっています。

奥歯は銀歯とセラミックどっちがいい?虫歯の再発リスクで比較

奥歯は噛む力が強くかかる部位であり、前歯よりも虫歯の再発リスクが高い場所です。ここでは奥歯に銀歯を選んだ場合とセラミックを選んだ場合を比較します。

奥歯に銀歯を選ぶ場合のリスク

奥歯は前歯と比較して、以下のような理由から虫歯の再発リスクが高い部位です。

清掃が難しい

奥歯は歯ブラシが届きにくく、特に歯と歯の間(隣接面)は清掃が困難です。デンタルフロスや歯間ブラシを使用しても、銀歯と歯の境目に段差や隙間があると、プラークを完全に除去することが難しくなります。

噛む力が強い

奥歯には前歯の数倍の力がかかるため、銀歯と歯の接着部分に負担がかかりやすく、経年劣化により隙間ができやすくなります。この隙間から細菌が侵入し、虫歯が再発するリスクが高まります。

気づかないうちに虫歯が進行しやすい

奥歯は鏡で見えにくく、銀歯の下で虫歯が進行していても気づきにくいのが問題です。痛みが出たときにはすでに神経まで達しており、根管治療が必要になるケースも少なくありません。

実際、保険診療で行われる虫歯治療のやり直しは、前歯よりも奥歯のほうが圧倒的に多いというデータがあります。

奥歯にセラミックを選ぶメリット

奥歯にセラミックを選択することで、以下のようなメリットがあります。

虫歯の再発リスクを大幅に低減できる

セラミックは精密に歯と接着できるため、銀歯のように隙間ができにくく、細菌の侵入を防ぎやすいのが最大のメリットです。また、セラミックの表面は滑らかでプラークが付着しにくいため、清掃しやすく、虫歯や歯周病の予防にも効果的です。

長期的に安定する

セラミックの10年生存率は約90%と非常に高く、適切なケアを行えば10年以上使用できることも珍しくありません。銀歯の10年生存率が約50%であることを考えると、長期的な安定性という点でセラミックは優れています。

噛む力に対する配慮

奥歯は噛む力が強いため、高強度のジルコニアセラミックを選択することで、破損のリスクを抑えながら長期間使用することができます。

前歯は銀歯とセラミックどっちがいい?審美性で比較

前歯は最も目立つ部位であり、審美性が非常に重要です。現在は保険診療でも白い被せ物(硬質レジンジャケット冠やCAD/CAM冠)を選択できますが、セラミックと比較すると審美性・耐久性の面で劣ります。

保険適用の白い被せ物の限界

保険診療で使用できる白い被せ物には、以下のような問題があります。

変色しやすい

硬質レジンジャケット冠やCAD/CAM冠は、レジン(歯科用プラスチック)を主成分としているため、経年劣化により変色します。数年経つと黄ばんだり、着色したりして、審美性が低下します。

透明感がない

セラミックのような天然歯に近い透明感を再現することが難しく、白いものの不自然な見た目になることがあります。

適合精度が低い

保険診療の制約により、セラミックほど精密に製作できないため、歯との間に隙間ができやすく、虫歯の再発リスクが高くなります。

前歯にセラミックを選ぶメリット

前歯にセラミックを選択することで、以下のようなメリットがあります。

天然歯と見分けがつかない審美性

セラミックは天然歯と同じような透明感・色調のグラデーション・表面の質感を再現できるため、人工物だと気づかれることはほとんどありません。笑顔に自信を持てるようになります。

変色しない

セラミックは経年劣化による変色がほとんどなく、長期間にわたって美しい白さを保つことができます。

歯茎との調和

セラミックは金属を使用しないため、歯茎が黒ずむ心配がなく、歯と歯茎の境目も美しく保つことができます。

銀歯・ジルコニア・セラミックどっちがいい?素材別の特徴

セラミックと一口に言っても、ジルコニア・e-max・ハイブリッドセラミックなど、いくつかの種類があります。ここでは素材別の特徴を解説します。

ジルコニアセラミックの特徴(強度重視の奥歯に最適)

ジルコニアは人工ダイヤモンドとも呼ばれる非常に硬い素材で、セラミックの中でも最も強度が高いのが特徴です。

ジルコニアのメリット

  • 強度が非常に高く、奥歯の強い噛む力にも耐えられる
  • 薄く加工しても十分な強度があるため、歯を削る量を抑えられる
  • 近年は審美性も向上し、前歯にも使用できるレベルになっている
  • 金属アレルギーの心配がない

ジルコニアのデメリット

  • e-maxと比較すると、やや透明感が劣る(ただし近年は改善されている)
  • 硬すぎるため、噛み合う歯を傷つける可能性がある(適切な調整が必要)

ジルコニアがおすすめな人

  • 奥歯の被せ物を探している方
  • 歯ぎしりや食いしばりの習慣がある方
  • 強度と審美性の両方を求める方

当院では、奥歯のクラウンには基本的に高強度ジルコニアを推奨しています。

e-maxの特徴(透明感重視の前歯に最適)

e-maxは二ケイ酸リチウムというガラス系セラミックで、天然歯に近い透明感が特徴です。

e-maxのメリット

  • 天然歯に非常に近い透明感と色調を再現できる
  • 前歯の審美性が求められる部位に最適
  • 歯との接着力が非常に高い

e-maxのデメリット

  • ジルコニアと比較すると強度が劣る
  • 厚みを確保するために歯を削る量が多くなる場合がある
  • 歯の内部の色も透けて見えることがあるため、変色した歯には不向き

e-maxがおすすめな人

  • 前歯の審美性を最優先したい方
  • 透明感のある自然な仕上がりを求める方

当院では、インレー(詰め物)には基本的にe-maxを推奨しています。前歯のクラウンで特に審美性の再現が難しいケースには、ジルコニアをベースに陶材を盛り足すPFZ(Porcelain Fused Zirconia)という方法を選択することもあります。

ハイブリッドセラミックの特徴(費用を抑えたい方向け)

ハイブリッドセラミックは、レジン(歯科用プラスチック)とセラミックを混合した素材です。

ハイブリッドセラミックのメリット

  • セラミックの中では比較的費用が安い
  • 金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がない
  • 適度な硬さがあり、噛み合う歯を傷つけにくい

ハイブリッドセラミックのデメリット

  • レジンが含まれているため、経年劣化により変色する
  • オールセラミックやジルコニアと比較すると強度が劣る
  • 表面の滑らかさがセラミックに劣り、プラークがやや付着しやすい

ハイブリッドセラミックがおすすめな人

  • 費用を抑えてセラミック治療を受けたい方
  • 金属アレルギーが心配だが、オールセラミックは予算的に厳しい方

ただし、長期的な審美性や虫歯の再発リスクを考えると、ジルコニアやe-maxのほうが優れているため、当院では基本的にはジルコニアまたはe-maxを推奨しています。

銀歯と差し歯(セラミッククラウン)の違いとは?

銀歯と差し歯の違いについて混乱される方も多いため、ここで整理しておきます。

差し歯とは

差し歯とは、歯の根だけが残っている状態で、その根に土台(コア)を立て、その上に被せ物(クラウン)を装着する治療法のことです。一般的には神経を取った歯に対して行われます。

差し歯という言葉は、被せ物の素材を指すものではなく、治療方法を指す言葉です。そのため、差し歯には銀歯の差し歯もあれば、セラミックの差し歯もあります。

銀歯の差し歯とセラミックの差し歯の違い

銀歯の差し歯(保険診療)とセラミックの差し歯(自費診療)では、以下のような違いがあります。

項目銀歯の差し歯セラミックの差し歯
見た目金属色で目立つ天然歯のような白さ
土台(コア)金属製が多いファイバーコア(白い土台)を使用可能
適合精度隙間ができやすい精密に接着できる
虫歯の再発リスク高い低い
歯茎の黒ずみ起こりやすい起こらない(メタルフリーの場合)
費用数千円10〜15万円

土台(コア)の重要性

差し歯の治療では、被せ物だけでなく土台(コア)の選択も非常に重要です。

保険診療では金属製の土台(メタルコア)が使用されることが多いですが、金属の土台は以下のような問題があります。

  • 歯よりも硬いため、歯が割れるリスクが高い
  • 金属イオンが溶け出して歯茎が黒ずむ
  • 金属アレルギーのリスクがある

一方、ファイバーコア(グラスファイバーでできた白い土台)は、以下のようなメリットがあります。

  • 歯と同程度のしなやかさがあり、歯が割れにくい
  • 金属を使用しないため、歯茎が黒ずまない
  • 白い土台のため、セラミックの透明感を損なわない

当院では、セラミックの差し歯を製作する際は、基本的にファイバーコアを推奨しています。

銀歯とセラミックの費用相場と治療期間

費用相場

銀歯とセラミックの費用相場は以下の通りです。

銀歯(保険診療・3割負担の場合)

  • 銀歯のインレー(詰め物):約2,000〜3,000円
  • 銀歯のクラウン(被せ物):約4,000〜6,000円

セラミック(自費診療)

歯科医院によって料金設定は異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。

  • セラミックインレー:5〜10万円
  • セラミッククラウン:10〜15万円
  • ジルコニアクラウン:10〜15万円
  • e-maxクラウン:8〜12万円
  • ハイブリッドセラミッククラウン:5〜8万円

当院の料金については、初診時に詳しくご説明いたしますので、お気軽にご相談ください。

治療期間

銀歯の治療期間

  • 型取り → 2週間後に装着
  • 合計2回の通院で完了(約2〜3週間)

セラミックの治療期間

  • 型取り → 2〜3週間後に装着
  • 合計2〜3回の通院で完了(約3〜4週間)

ただし、根管治療が必要な場合は、さらに期間が延びます。

  • 根管治療が必要な場合:根管治療1〜2回 + 経過観察期間6ヶ月以上 + セラミック治療2〜3回
  • 合計:6ヶ月〜1年程度

当院では、根管治療が必要な場合でも、日本歯内療法学会専門医による精密根管治療を行うことで、再発のリスクを最小限に抑え、その上に精密なセラミックを装着することで、長期的に安定した治療結果を提供しています。

→ 当院の精密根管治療についてはこちら

銀歯からセラミックに交換すべきタイミング

現在、銀歯を使用している方で、セラミックへの交換を検討すべきタイミングは以下の通りです。

虫歯が再発したとき

銀歯の下で虫歯が再発している場合、再治療が必要です。このタイミングでセラミックに交換することで、次の虫歯の再発リスクを大幅に低減できます。

銀歯は平均して7年程度で接着材料が劣化し、虫歯が再発しやすくなります。再治療のたびに歯を削ることになるため、早めにセラミックに交換することで、歯の寿命を延ばすことができます。

銀歯の見た目が気になってきたとき

銀歯が目立って気になる、笑顔に自信が持てないという場合は、セラミックに交換することで審美性を大幅に改善できます。

歯茎が黒ずんできたとき

銀歯を長年使用していると、金属イオンが歯茎に浸透して黒ずむメタルタトゥーが起こることがあります。これ以上の進行を防ぐためにも、早めにセラミックに交換することをおすすめします。

ただし、すでに歯茎に定着した黒ずみを完全に消すことは難しいため、予防の観点からも早めの対応が重要です。

金属アレルギーの症状が出たとき

手や足に原因不明の湿疹ができた、掌蹠膿疱症と診断された、口の中に違和感があるなど、金属アレルギーの症状が疑われる場合は、速やかに歯科を受診し、銀歯をセラミックに交換することを検討すべきです。

皮膚科でパッチテストを受けることで、どの金属にアレルギーがあるのかを特定できます。

将来の健康を考え始めたとき

お子様の教育がひと段落し費用に余裕ができた、自分の時間がある程度確保できるようになった、自分の将来の健康について考え出したというタイミングで、過去の銀歯をすべてセラミックにやり替える方も少なくありません。

年齢に関係なく、気づいたタイミングが最適なタイミングです。早めに交換することで、虫歯の進行も軽度のうちに対処でき、歯の健康を守ることができます。

渋谷・千駄ヶ谷のマリコ歯科クリニックが選ばれる理由

マリコ歯科クリニックは、東京都渋谷区千駄ヶ谷に位置する歯科クリニックです。銀歯とセラミックで悩まれている方に対し、以下の3つの強みをもって最適な治療をご提案しています。

精密根管治療 × セラミック治療の一貫対応

セラミックの被せ物を長持ちさせるためには、歯の土台となる根管治療が非常に重要です。根の中に細菌が残ったまま被せ物をすると、どんなに美しいセラミックでも根の問題が再発してしまいます。

当院では、副院長・渡辺敏光が日本歯内療法学会の専門医として、顕微鏡(マイクロスコープ)を用いた精密根管治療を行っています。根管治療からセラミック治療まで一貫して同じ歯科医師が担当することで、歯の内側から外側まで精密に整え、再発のリスクを最小限に抑えた治療を提供しています。

顕微鏡による精密なセラミック治療

セラミックの適合精度は、歯との境目にどれだけ隙間や段差がないかで決まります。わずかな段差でもプラークがたまりやすくなり、虫歯の再発リスクが高まります。

当院では、マイクロスコープを用いた拡大視野のもとで歯を削り、ミクロン単位で精密に形を整えます。デジタルスキャナーまたはシリコン印象材で正確な型取りを行い、国内トップレベルの歯科技工士と連携して、一つひとつ丁寧にセラミックを製作しています。

この結果、歯にぴったりとフィットするセラミックが完成し、虫歯の再発を防ぎながら長期間使用できる治療を実現しています。

歯科恐怖症の方にも対応した静脈内鎮静法

治療が怖くて歯科に行けない、過去のトラウマで銀歯を長年放置してしまったという方のために、当院では静脈内鎮静法を提供しています。

これは点滴を通じて鎮静薬を投与し、うとうとと半分眠ったような状態で治療を受けられる方法です。副院長は昭和大学歯科病院 歯科麻酔科にて全身麻酔・静脈内鎮静法の研鑽を積んでおり、日本歯科麻酔学会登録医、歯科恐怖症学会専門医の資格を有しています。

痛みや恐怖心への専門的な対応が可能ですので、どうぞ安心してご相談ください。

監修者コメント 副院長 渡辺敏光

(日本歯科麻酔学会登録医・歯科恐怖症学会専門医・日本歯内療法学会所属)

銀歯とセラミックで悩まれる方の多くは、費用の面でためらわれています。しかし、虫歯の再発を繰り返すと、そのたびに歯を削ることになり、最終的には歯を失うリスクが高まります。長期的な視点で考えると、精密なセラミック治療を選択することが、歯の寿命を延ばすことにつながります。当院では、一人ひとりの状態に合わせて最適な治療法をご提案しますので、まずはお気軽にご相談ください。

まとめ|銀歯とセラミックどっちがいい?長期的な視点で選択を

銀歯とセラミックには、それぞれメリット・デメリットがあります。銀歯は保険適用で費用が安い反面、虫歯の再発リスクが高く、金属アレルギーや審美性の問題があります。一方、セラミックは費用が高額ですが、虫歯の再発リスクが低く、審美性に優れ、金属アレルギーの心配がないという長期的なメリットがあります。

奥歯は清掃が難しく虫歯の再発リスクが高いため、長期的な視点ではセラミックを選択することが歯の寿命を延ばすことにつながります。前歯は審美性が重要なため、セラミックを選択することで自信を持って笑顔を見せられるようになります。

どちらを選ぶかは、費用・審美性・虫歯の再発リスク・金属アレルギーの有無など、さまざまな要素を総合的に考慮して決定することが大切です。

渋谷・千駄ヶ谷エリアで銀歯とセラミックで悩まれている方は、マリコ歯科クリニックへお気軽にご相談ください。精密根管治療とセラミック治療を一貫して行い、虫歯の再発を防ぎながら長期間使用できる治療を提供しています。

よくある質問(FAQ)

Q1. 銀歯とセラミック、結局どっちがいいですか?

A. 長期的な歯の健康を考えると、セラミックをおすすめします。銀歯は保険適用で費用が安いメリットがありますが、虫歯の再発リスクが高く、10年生存率は約50%です。一方、セラミックは費用が高額ですが、10年生存率は約90%と高く、虫歯の再発リスクが低いため、長期的にはコストパフォーマンスが高いといえます。ただし、費用・ライフスタイル・価値観によって最適な選択は異なりますので、歯科医師とよく相談して決めることが大切です。

Q2. 奥歯は銀歯とセラミックどっちがいいですか?

A. 奥歯は前歯よりも虫歯の再発リスクが高いため、セラミックを選択することをおすすめします。奥歯は清掃が難しく、銀歯と歯の境目に隙間や段差ができると、そこから虫歯が再発しやすくなります。セラミックは精密に歯と接着できるため、虫歯の再発リスクを大幅に低減できます。また、奥歯には強い噛む力がかかるため、高強度のジルコニアセラミックを選択することで、破損のリスクも抑えられます。

Q3. 銀歯とジルコニア、どっちがいいですか?

A. 虫歯の再発リスク・審美性・金属アレルギーの観点から、ジルコニアをおすすめします。ジルコニアは人工ダイヤモンドとも呼ばれる非常に硬い素材で、奥歯の強い噛む力にも耐えられます。銀歯と比較して虫歯の再発リスクが低く、金属アレルギーの心配もありません。また、近年は審美性も向上し、天然歯に近い白さと透明感を再現できるようになっています。費用は銀歯の10倍以上かかりますが、長期的には再治療の回数が少なくなるため、結果的にコストパフォーマンスが高いといえます。

Q4. セラミックは本当に割れないのですか?

A. セラミックは陶材に近い性質を持つため、強い衝撃が加わると欠けたり割れたりする可能性があります。ただし、適切な素材選択(高強度ジルコニア)、正確な噛み合わせの調整、必要に応じてナイトガード(マウスピース)を使用することで、破損のリスクを大幅に低減できます。当院では、一人ひとりの噛み合わせの状態や歯ぎしり・食いしばりの有無を確認したうえで、最適な素材と予防策をご提案しています。

Q5. 銀歯からセラミックに交換する費用はいくらですか?

A. セラミッククラウンの場合、一般的に10〜15万円程度が相場です。ただし、根管治療が必要な場合は別途費用がかかります。複数本の交換が必要な場合は費用が高額になりますが、医療費控除を利用することで、所得税の一部が返還される場合があります。当院では初診時に詳しくお見積もりをご提示し、患者さんの予算に合わせた治療計画をご提案しますので、まずはお気軽にご相談ください。

Q6. 銀歯と差し歯の違いは何ですか?

A. 差し歯とは、歯の根だけが残っている状態で、その根に土台(コア)を立て、その上に被せ物(クラウン)を装着する治療法のことです。差し歯には銀歯の差し歯もあれば、セラミックの差し歯もあります。つまり、差し歯は治療方法を指す言葉であり、被せ物の素材を指す言葉ではありません。セラミックの差し歯は、銀歯の差し歯と比較して、審美性に優れ、虫歯の再発リスクが低く、金属アレルギーの心配がないというメリットがあります。

Q7. 保険適用の白い被せ物(CAD/CAM冠)とセラミックの違いは何ですか?

A. 保険適用の白い被せ物(CAD/CAM冠)は、レジン(歯科用プラスチック)を主成分としているため、経年劣化により変色しやすく、強度もセラミックに劣ります。また、適合精度もセラミックほど高くないため、虫歯の再発リスクが高くなります。一方、セラミックは変色せず、強度が高く、精密に歯と接着できるため、長期的には優れた選択肢といえます。ただし、費用は保険適用の白い被せ物のほうが安いため、予算に応じて選択することが大切です。

Q8. セラミック治療は痛いですか?

A. セラミック治療自体は、銀歯の治療と同様、麻酔を使用して行うため、治療中の痛みはほとんどありません。ただし、歯を削る際に痛みを感じる場合があるため、麻酔の効きが悪い方や痛みに敏感な方は、事前に歯科医師にお伝えください。当院では、静脈内鎮静法を用いることで、うとうとした状態で治療を受けることができ、痛みや恐怖心を大幅に軽減できます。歯科治療への恐怖心が強い方も、お気軽にご相談ください。

Q9. セラミックにすれば虫歯にならないのですか?

A. セラミックにしたからといって、虫歯に絶対にならないわけではありません。ただし、銀歯と比較すると、プラークが付着しにくく、精密に歯と接着できるため、虫歯の再発リスクを大幅に低減できます。セラミックを長持ちさせるためには、日々の歯磨き・デンタルフロスの使用・定期的な歯科検診が欠かせません。適切なセルフケアと定期検診を行うことで、セラミックを10年以上使用することも可能です。

Q10. 銀歯を全部セラミックに交換したいのですが、何回通院が必要ですか?

A. 交換する本数や根管治療の必要性によって異なりますが、1本あたり2〜3回の通院が目安です。複数本を同時に治療する場合、効率的に進めることで通院回数を減らすことも可能です。また、根管治療が必要な場合は、根管治療後に6ヶ月以上の経過観察期間が必要になるため、全体の治療期間が長くなります。初診時に詳しい治療計画をご説明しますので、まずはご相談ください。

渡辺 敏光

著者

渡辺 敏光

副院長 / 麻酔専門医

昭和大学卒業後、インプラント/歯周病専門クリニックで研修を修了。昭和大学歯科病院歯科麻酔科に入局し、全身麻酔、静脈内鎮静法、静脈麻酔、笑気吸入鎮静法などを実施。2012年よりマリコ歯科クリニックに勤務。日本歯科麻酔学会登録医、歯科恐怖症学会専門医の資格を有する。顕微鏡歯科学会、日本障害者歯科学会、日本歯周病学会にも所属。

マリコ歯科クリニック
代々木駅
徒歩 1

〒151-0051
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診療時間
09:30 ~ 13:00
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