2026/02/13
親知らずの抜歯を控えている方の多くが「痛み」について不安を抱えています。
実際のところ、抜歯中の痛みはどの程度なのか、術後の痛みはいつまで続くのか・・・気になりますよね。
この記事でわかること:
当院では、日本歯科麻酔学会登録医による精密な麻酔管理と静脈内鎮静法を用いた痛みの少ない抜歯を行っています。
抜歯への不安を少しでも軽減できるよう、丁寧にご説明いたします。

親知らずの抜歯に対して「痛い」というイメージを持たれている方は少なくありません。
しかし、実際の痛みは術中と術後で大きく異なります。
親知らずを抜く際には、必ず「局所麻酔」を施します。
麻酔がしっかりと効いている状態で抜歯を行うため、抜歯中に痛みを感じることはほとんどありません。
患者さまの中には「引っ張られる感覚」や「圧迫感」を覚える方もいらっしゃいますが、これは痛みではなく「触れられている」という感覚です。
下顎の親知らずの場合は、「伝達麻酔」という神経ブロック麻酔を併用することもあります。
これにより、より広範囲に麻酔が効き、痛みをさらに感じにくくなります。
抜歯後、麻酔が切れ始める2〜3時間後から痛みを感じることがあります。
これは、抜歯によって歯茎や骨に炎症が生じるためです。
痛みの強さは、親知らずの生え方や抜歯の難易度によって変わります。
まっすぐ生えている親知らずであれば、比較的痛みは軽度です。
一方、歯茎に埋まっている場合や横向きに生えている場合は、歯茎の切開や骨の削除が必要になるため、術後の痛みが強く出やすい傾向にあります。
抜歯後の痛みの感じ方は、人それぞれです。
「ほとんど痛みを感じなかった」という方もいれば、「数日間は鎮痛剤が手放せなかった」という方もいらっしゃいます。
痛みの感じ方には、体質や痛みへの耐性、そして抜歯時の侵襲(組織へのダメージ)の程度が大きく関係します。
当院では、患者さま一人ひとりの状態に合わせた麻酔量の調整を行い、術中の痛みを徹底的に排除します。
また、術後の痛みについても事前にしっかりとご説明し、適切な鎮痛剤を処方いたします。

抜歯後の痛みには「ピーク」があります。
多くの場合、痛みは時間の経過とともに徐々に落ち着いていきます。
一般的に、親知らず抜歯後の痛みのピークは抜歯後1〜2日とされています。
麻酔が切れた当日の夜から翌日にかけて、最も痛みが強く感じられることが多いです。
この時期は炎症反応が活発になるため、痛みだけでなく腫れも生じやすくなります。
ただし、処方された鎮痛剤を適切に服用することで、痛みは十分にコントロールできます。
ピークを過ぎた後は、徐々に痛みが和らいでいきます。
多くのケースでは、抜歯後4〜5日で激しい痛みはおさまり、1週間程度で日常生活に支障がない程度まで回復します。
歯茎を縫合した場合でも、抜糸を行う1週間後にはほとんど痛みを感じなくなる方が大半です。
格安の抜歯でも、術前の丁寧な評価と適切な処置を行えば良好な経過を得られた例もあります。
ただし、抜歯の技術や術後管理の質によって、痛みの程度や治癒スピードは大きく変わります。
通常であれば1週間程度で落ち着くはずの痛みが、それ以上続く場合は注意が必要です。
考えられる原因として、以下が挙げられます:
1週間以上経っても痛みが引かない、あるいは痛みが強くなってきた場合は、すぐに歯科医院を受診してください。
当院では、翌日の消毒と1週間後の抜糸のタイミングで経過を丁寧に確認しております。
少しでも異常があれば、早期に対応いたします。

抜歯後の痛みは、適切な対処を行うことで軽減できます。
ここでは、具体的な対処法をご紹介します。
親知らず抜歯後には、抗生剤とともに鎮痛剤が処方されます。
痛みを我慢する必要はありません。
鎮痛剤には痛みを和らげる効果だけでなく、炎症を抑える効果もあるため、適切に服用することが肝要です。
「薬に頼りたくない」と我慢される方もいらっしゃいますが、痛みを放置すると精神的なストレスにもつながります。
処方された通りに服用し、痛みをコントロールすることが回復への近道です。
また、抗生剤は細菌感染を予防するための重要な薬です。
必ず最後まで飲み切るようにしてください。
抜歯後に腫れや痛みが強い場合は、患部を外側から冷やすことで痛みを軽減できます。
保冷剤をタオルで包んだものや、冷却シートを使って頬の外側から優しく冷やしましょう。
ただし、冷やしすぎは禁物です。
長時間冷やし続けると血流が悪くなり、かえって治癒が遅れることがあります。
また、口の中から直接氷を当てると、刺激が強すぎて痛みが増す可能性もあります。
冷やす際は、「10〜15分冷やしたら、しばらく休む」というサイクルを繰り返すのが妥当です。
就寝時には、枕などを使って頭の位置を高くしましょう。
頭が低い位置にあると、頭部に血液が集まりやすくなり、出血や腫れ、痛みが増す恐れがあります。
クッションを2つ重ねたり、背もたれのある椅子で仮眠をとったりするのも一つの方法です。
安静にすることも重要です。
抜歯当日は、なるべく家でゆっくり過ごし、身体を休めてください。
通常、抜歯後の痛みは徐々に落ち着いていきます。
しかし、痛みが長引いたり、日を追うごとに悪化したりする場合は、必ず歯科医師に相談してください。
痛みが続く背景には、ドライソケットや感染症などのトラブルが隠れている可能性があります。
我慢せずに、早めに受診することが大切です。
当院では、痛み止めと抗生剤の適切な処方はもちろん、抜歯後の経過に不安がある場合には、いつでもご相談いただける体制を整えております。
患者さまの安心を最優先に考え、丁寧にサポートいたします。

親知らずの抜歯を安全に行うためには、抜歯前の準備も重要です。
以下の行動は避けるようにしましょう。
睡眠不足の状態で麻酔を受けると、気分が悪くなったり、体調を崩したりするリスクが高まります。
また、体力が低下していると、術後の回復も遅れがちです。
抜歯の前日は、十分な睡眠をとって体調を整えることが鍵になります。
リラックスして当日を迎えられるよう、スケジュールにも余裕を持たせておくと安心です。
喫煙は、血管を収縮させて血流を悪化させます。
その結果、免疫力が低下し、傷の治りが遅くなったり、細菌感染のリスクが高まったりします。
抜歯前から禁煙、あるいは節煙を心がけることで、術後のトラブルを減らせます。
少なくとも抜歯の数日前からは、できる限りタバコを控えるようにしましょう。
空腹状態で麻酔を受けると、低血糖による気分不良や貧血を起こす恐れがあります。
また、抜歯後は1〜2時間程度、麻酔が効いているため食事ができません。
そのため、治療前に軽く食事を済ませておくことが現実的です。
ただし、食べ過ぎは逆効果ですので、適度な量にとどめてください。
当院では、事前カウンセリングの際に抜歯前の注意事項を丁寧にご説明しております。
疑問点があれば、どんなことでもお気軽にお尋ねください。

抜歯後の過ごし方次第で、痛みや治癒のスピードが大きく変わります。
以下の行動は、抜歯後しばらくの間は控えましょう。
アルコールは血行を促進するため、抜歯後の出血を助長します。
また、痛みや腫れを悪化させる原因にもなります。
抜歯後、最低でも数日間は飲酒を避けてください。
痛みが完全に落ち着くまでは、お酒を控えることが優先度が高いです。
抜歯後の傷口には、血餅(けっぺい)という血の塊が形成されます。
これは傷口を保護し、治癒を促す重要な役割を果たします。
しかし、傷口を指や舌で触ったり、強くうがいをしたりすると、血餅が剥がれてしまいます。
血餅が失われると、骨が露出する「ドライソケット」という状態になり、強い痛みが生じます。
うがいは、軽く口をゆすぐ程度にとどめましょう。
タバコに含まれる有害物質は、血管を収縮させて血流を阻害します。
その結果、免疫力が低下し、傷の治りが遅くなるだけでなく、細菌感染のリスクも高まります。
抜歯後は、少なくとも1週間程度は禁煙することが要点です。
傷がしっかりと治るまで、タバコは我慢しましょう。
長時間の入浴や激しい運動は、血行を促進し、出血や痛み、腫れを悪化させる原因になります。
抜歯当日は、シャワーで済ませるのが妥当です。
運動も、傷が落ち着くまでは控えてください。
安静にすることが、早期回復への近道です。
処方された鎮痛剤の中には、眠気を引き起こすものがあります。
抜歯後に車やバイク、自転車を運転すると、思わぬ事故につながる恐れがあります。
また、痛みや違和感で集中力が低下することもあります。
抜歯当日は、公共交通機関を利用するか、ご家族に送迎をお願いすることをおすすめします。
当院では、抜歯後の過ごし方を記載した書面をお渡しし、患者さまが安心して療養できるようサポートしております。

マリコ歯科クリニックでは、親知らず抜歯における痛みを最小限に抑えるため、さまざまな取り組みを行っています。
当院副院長の渡辺敏光は、日本歯科麻酔学会 登録医および歯科恐怖症学会 専門医の資格を有しており、痛みや恐怖心に最大限配慮した治療を提供しております。
当院の渡辺敏光副院長は、昭和大学歯科病院 歯科麻酔科に入局し、全身麻酔や静脈内鎮静法、静脈麻酔、笑気吸入鎮静法の実施経験を豊富に持つ専門医です。
麻酔の種類や量、注入速度まで、患者さま一人ひとりの状態に合わせて細やかに調整します。
表面麻酔を使用して針の痛みを軽減し、極細の針を用いることで、麻酔時の不快感を最小限に抑えます。
また、麻酔液を人肌に温めることで、注入時の刺激を和らげる工夫も行っています。
「親知らずの抜歯が怖い」「歯科治療に強い不安がある」という方には、静脈内鎮静法をご提案しています。
静脈内鎮静法とは、点滴で鎮静薬を投与し、ウトウトとした状態で治療を受けられる方法です。
意識はありますが、恐怖心や緊張が和らぎ、リラックスした状態で抜歯を受けることができます。
治療後の記憶もほとんど残らないため、「いつの間にか終わっていた」という感覚を得られます。
渡辺副院長は、歯科麻酔科での豊富な経験を活かし、全身状態を丁寧に管理しながら安全に鎮静法を実施いたします。
親知らずの抜歯において、術前の診断は非常に重要です。
当院では、歯科用CTを用いた精密検査を行い、親知らずの位置や向き、周囲の神経や血管との位置関係を立体的に把握します。
事前に詳細な情報を得ることで、抜歯時の侵襲を最小限に抑え、術後の痛みや腫れを軽減することが可能です。
また、リスクの高い症例についても、事前にしっかりとご説明し、患者さまと相談の上で治療方針を決定いたします。
抜歯後は、翌日に消毒のためご来院いただき、傷口の状態を確認します。
歯茎を縫合した場合は、1週間後に抜糸を行い、再度経過を確認いたします。
万が一、痛みが長引いたり、腫れが引かなかったりする場合は、すぐに対応いたします。
当院では、患者さまが安心して治療を受けられるよう、術前のカウンセリングから術後のフォローまで、一貫して丁寧にサポートしております。
親知らず抜歯に関するご不安やご質問があれば、どんなことでもお気軽にご相談ください。


すべての親知らずが抜歯対象というわけではありません。
以下のような場合は、抜歯せずに経過観察を行うこともあります。
親知らずがまっすぐに生え、上下の歯がしっかりと噛み合っている場合は、抜歯の必要がないことが多いです。
また、虫歯や歯周病がなく、清掃状態も良好であれば、そのまま残しておくことができます。
親知らずも、適切にケアすれば他の歯と同様に機能する大切な歯です。
親知らずが完全に骨の中に埋まっており、痛みや腫れ、隣の歯への影響がない場合は、抜歯を急ぐ必要はありません。
ただし、埋まっている親知らずが将来的にトラブルを引き起こす可能性もあるため、定期的なチェックは欠かせません。
レントゲンやCTで定期的に経過を観察し、問題が生じた際には適切に対応します。
抜歯しない場合でも、親知らずは定期的に観察することが大切です。
親知らずは奥に位置しているため、歯ブラシが届きにくく、虫歯や歯周病のリスクが高い歯です。
定期検診の際に、親知らずの状態もしっかりとチェックし、必要に応じてクリーニングや予防処置を行います。
当院では、抜歯の必要性を慎重に判断し、患者さまと十分に相談した上で治療方針を決定しております。
「抜くべきか、残すべきか」迷われている方も、まずはお気軽にご相談ください。

抜歯中は麻酔が効いているため、痛みをほとんど感じることはありません。
抜歯後、麻酔が切れてから痛みが生じることがありますが、処方された鎮痛剤で十分にコントロールできます。
痛みの程度は、親知らずの生え方や抜歯の難易度によって異なります。
一般的に、抜歯後1〜2日が痛みのピークです。
その後、徐々に痛みは落ち着いていき、多くの場合は1週間程度で日常生活に支障がない程度まで回復します。
処方された鎮痛剤を適切に服用し、患部を外側から冷やすことで痛みを軽減できます。
また、頭を高くして安静にすることも効果的です。
痛みが長引く場合は、早めに歯科医師にご相談ください。
痛みや腫れが強いときは、麻酔が効きにくいため、基本的には炎症がおさまってから抜歯を行います。
まずは痛みや腫れを緩和する治療を行い、症状が落ち着いたタイミングで抜歯を行うのが最善です。
1週間以上痛みが続く場合、ドライソケットや細菌感染などのトラブルが考えられます。
我慢せず、すぐに歯科医院を受診してください。
当院では、術後の経過を丁寧にフォローし、異常があれば迅速に対応いたします。

親知らずの抜歯に対して、「痛い」「怖い」というイメージを持たれる方は少なくありません。
しかし、適切な麻酔管理と丁寧な処置を行えば、痛みを最小限に抑えることができます。
当院では、昭和大学歯科病院 歯科麻酔科での経験を活かし、全身麻酔や静脈内鎮静法を用いた痛みの少ない抜歯を行っております。
静脈内鎮静法を用いることで、恐怖心の強い方や痛みに敏感な方でも、リラックスした状態で治療を受けることができます。
また、歯科用CTによる精密な術前診断により、リスクを最小限に抑えた安全な抜歯を実現しています。
マリコ歯科クリニックでは、患者さま一人ひとりの不安に寄り添い、丁寧なカウンセリングと説明を心がけ、抜歯前の準備から術後のアフターフォローまで、すべての過程において患者さまが安心できる環境を整えています。
親知らずの抜歯でお悩みの方、痛みや恐怖心が不安な方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
代々木・渋谷区エリアで、皆さまの健康をサポートいたします。
著者
渡辺 敏光
副院長 / 麻酔専門医
昭和大学卒業後、インプラント/歯周病専門クリニックで研修を修了。昭和大学歯科病院歯科麻酔科に入局し、全身麻酔、静脈内鎮静法、静脈麻酔、笑気吸入鎮静法などを実施。2012年よりマリコ歯科クリニックに勤務。日本歯科麻酔学会登録医、歯科恐怖症学会専門医の資格を有する。顕微鏡歯科学会、日本障害者歯科学会、日本歯周病学会にも所属。
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